たぬきケーキ
2013年11月16日そう言えばありました。
子供の頃に町の商店街にあるケーキ屋さんには
タヌキの形をかたどったケーキが。
確かチョコレートケーキに目と耳がついて、
中はバタークリームの素朴なケーキでした。
町のケーキ屋さんも、
今ではケーキ職人がパティシィエと呼ばれえるようになり、
お洒落なケーキばかりが陳列に並べられ、
たぬきのケーキなんて見かけたこともなくなり、
すっかり忘れております。
ケーキのたぬきはもはや絶滅危惧種だなんて笑ってしまいます。
しかし最近「たぬきケーキめぐり」というミニコミ誌などをきっかけに、
プチブームになってきているようです。
そもそもこの昭和遺産的存在のたぬきケーキはどうして作られたのでしょうか。
残念ながらその発祥については謎につつまれているそうで、
昭和30年後半~40年前半位に作られたのではないかということです。
今から比べれば何もなかった時代に、
たぬきの形をした甘いケーキは子供なら、
飛び上がって喜んだことだろうと思います。
時代と共に忘れ去られた古き良き時代のお菓子が復活することは大賛成。
飽食の時代にあって、
物に恵まれ過ぎてしまった子供達にとっても、
このレトロ感がかえって新鮮に思えるのではないかという気もします。